id=”オーバーロード-8巻二人の指導者-あらすじ感想ネタバレあり発売日20141226″>オーバーロード 8巻 二人の指導者 あらすじ・感想・ネタバレあり発売日2014/12/26
読者のみなさま、ごきげんよー
同人サークル The sense of sightのBLACKGAMERです
前回のお話の続きだとすると、指導者ってアインズ様と帝国の王?
なーんて思ってましたが、中を開けてみれば、今回は二つの短編でした
ほどよく、まったり、ほっこりできる穏やかな部分もあり、しっかりオーバーロードな部分もあり、個人的には非常に満足度高いです
そして、前後編で前半の裏話が後半で見られるのもすごい楽しいんですよね
そんなわけで、オーバーロード 1巻でアインズ様に救われて奮闘する少女、エンリ・エモットとアインズ様、二人の指導者の対比や共通点を描いた短編二作
オーバーロード 8巻 二人の指導者のネタバレ感想になります
- オーバーロード 8巻 二人の指導者 あらすじ・感想・ネタバレあり発売日2014/12/26
- オーバーロード 8巻 二人の指導者 あらすじ
- オーバーロード 8巻 二人の指導者 感想・ネタバレあり
- オーバーロードの別の巻の感想
オーバーロード 8巻 二人の指導者 あらすじ
シリーズ初の完全書下ろしを含む2本立て! !
過去にアインズに窮地を救われたエンリと薬師のンフィーレア。
ゴブリンを護衛とするカルネ村で、二人はひたむきに生きていた。
しかし”森の賢王”が去り、森の均衡が崩れたことで、新たな脅威が迫りつつあった。
――「エンリの激動かつ慌ただしい日々」。
一般メイドから守護者まで、絶対忠誠を誓うシモベたちを統率するアインズ。
彼は、ある誘いをマーレら一部の守護者に持ちかける。
ナザリック支配者の悩ましい日々が明らかに――「ナザリックの一日」。
オーバーロード 8巻 二人の指導者 感想・ネタバレあり
ナザリック関係者になったエンリとンフィーレアのその後が見れてよかった
オーバーロード 1巻でアインズ様に救われたエンリ・エモット
オーバーロード 2巻でアインズ様に救われたンフィーレア・バレアレ
その二人とゴブリンたちの暮らしぶりが、とても丁寧に描かれていました
実際の力量差を考えれば、ナザリックの誰かひとりで殲滅可能な戦力
それでも、そんな下々の者たちの生き方や営みもきちんと描かれているのがいいんですよね
個人的に好きだった部分は、ゴブリンたちとエンリたち、村人たちの距離感
どれだけみんなで仲良くといったところで、誰もが親しくできるわけじゃない
ゴブリンたちを見分けることができるのも、そんなゴブリンたちから愛されるのも、エンリという少女のみ
でも、きっとそれは、ゴブリンの笛を吹いて配下に従えたから…というだけじゃないと思います
そのあとのエンリの立ち居振る舞い
相手の顔と名前を覚え、ご飯を作ったりなど食事の世話をし、共に生きる存在として敬う
そんな態度が伝わったからこそ、ゴブリンたちもあれほどの忠誠心を見せたのかな…と思います
アインズ様が指導者として従う部下ができるのと同じように…
エンリにも、敬われるだけのポテンシャルがあったのでは…と思います
そして、ンフィーレアの頑張りと命を張った行動は、やっぱり男の子だなぁ…と思わされました
やっぱりね、どんなに絶望的な状況だとしてもね
自分の好きな女の子のためになら、命を賭けられる
その姿と、ルプスレギナの登場のタイミングはまさに最高でした
やっぱりね、物語には、『待ってました』と合いの手を入れられる瞬間があってほしいと思います
あの湧き上がる感覚は、やっぱり、物語を楽しんでるなぁ…という感じがしました
そして、アインズ様のお宅訪問でめっちゃビビる二人の姿も微笑ましい
あまりに相手の家が豪華すぎると困るって感覚、よく分かりますね
調度品よりも自分の方が格下だというのがはっきりわかるからこそ、自分への待遇に困ってしまう
それは、アインズ様の力を顕示するとともに、格差の幅を見せつけるうまいやり方だと思います
今回の件で、さらにアインズ様に完全に掌握された二人
ハム助とともに重要だと言われた二人が、ここから先にどんな立場になっていくのか、今から楽しみです
個人的に一番のほっこりポイント、幼女(ネム・エモット)とアインズ様
何も知らない少女の行動というのは、純粋なだけで嘘がない
だからこそ、その姿を見る者は笑顔になってしまうのでしょうね
相手に気に入られようという魂胆が見え隠れする、世辞ではない
ただ、純粋に自分の「すごい」と思ったものを「すごい」と口にする
それが、自分が心から大切にしていた誇るべきものだからこそ、アインズ様もあんなにも嬉しそうだったんじゃないかなと思います
至高の41人
その存在は、アインズ様にとっての宝物であり、下手に触れれば逆鱗にもなり得る
(アインズ様だけでなく、ナザリックの総意として、至高の41人は宝であり逆鱗だと思います)
これからも、ナザリックの感情を一番大きく揺らすのは、その至高の存在たちでしょう
ここから始まる悲劇がないことを心から願うばかりですね
にしても、身長差のある二人っていうのは、個人的にそれだけで微笑ましい感じがして好きなんですが…
アインズ様とネム・エモット(10歳)だと、本当に見ていてほんわかしますね
ナザリックに初めて訪れた村娘、今後もアインズ・ウール・ゴウンに忠誠を誓って、幸せに育ってほしいものです
アルベド、シャルティアに続き、第三のお妃候補はアウラ!?
今回のアルベド様ご乱心は大いに笑わせていただきました
うん、アルベドさん、本当に溜まってたんだね、いろいろと
アインズ様のベッドだけじゃ発散しきれない、想いの塊
それが上手に使われないと今後の大暴走を引き起こしそうでちょっと恐くもあります
そして、不純を司(つかさど)る双角獣(バイコーン)に乗れないアピールもすごいよかった
うん、あれですね
清らかで性に奔放なサキュバスですよ
(淫乱な処女とかいう男が描いた無茶なオーダーを、見事に通しました)
矛盾した完全体ですよねえ、これは…
そんなアルベドさんの対抗馬はシャルティアだと思ってましたが…
(主に、アインズ様への忠誠以上に愛を向けている存在として)
ここに来て、アウラの初恋が確定しそうな流れです
うん、まさにアウラにとっても驚きな展開だったでしょうね
アインズ様にはその自覚がまるでないようですし
でも、そんなところからでもね、向けられた言葉の嬉しさは本当に大きいものでしょうから
そこから始まる恋物語があるのかどうか
ダークエルフの集落というのも今後出てくるようですし、アウラとマーレの回も期待したいと思います
ルプスレギナ大活躍と共に描かれた、アインズ様の管理職としての苦労の日々
ちょいちょい活躍の機会がある戦闘メイド、プレアデス
今までは、ナーベラル・ガンマがアインズ様のお付きとして冒険者となって同行
ソリュシャン・イプシロンはセバスと一緒に潜入任務
エントマ・ヴァシリッサ・ゼータ VS 青薔薇の面々なんて感じで、活躍がありました
で、今回の主役は、ルプスレギナ・ベータ
砕けた会話と軽い感じが可愛い、笑顔のサディストさんでした
いや、あのふわっと軽い感じのしゃべり方とか驚かせてみようという態度とか、けっこう好きなんですよね
前半で見たときには、底知れないすごさみたいなのを感じてましたが…
後半でアインズ様にお叱りをいただいたところを見て読み返すと、いろいろ考えてしまいますね
「失望した」とアインズ様が口にされたときの衝撃は、いかほどのものか…
絶対に、悪夢として毎晩うなされるレベルですよね
敬愛するご主人様からの「失望した」ですから
ああいう、気にしないように振る舞えるタイプほど、気にする部分ってあると思うんです
そんな精神状態&改めて思い知ったアインズ様のすごさ
それを考えたうえで見ると、エンリとンフィーレアのフォローに回ったときに、あの中で一番失敗できない緊張をしていたのは、ルプスレギナなんじゃないかな…と思うほどです
もし、万が一にでも、エンリとンフィーレアを死なせるようなことがあれば…
今度は、アインズ様が懇切丁寧に事情を説明してくれて、重要さが分かったうえでの任務失敗という恐るべき状態になるわけですから
絶対に負けられない戦いだと思っていたカルネ村の面々よりも遥かにハードな任務ですよね、これは
どれほど飄々としていても…
いや、表面上は平然としているからこそ、その心は大変だったと思います
今回で汚名返上できたかなと思いますが、次回以降も、飄々としたうまい立ち回りを見せてほしいものですね
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