【よう実】ようこそ実力至上主義の教室へ 3巻 あらすじ・感想・ネタバレあり発売日2016/1/25
読者のみなさま、ごきげんよー
同人サークル The sense of sightのBLACKGAMERです
脚→胸→足と、そういうコンボ構成なわけですね(違
にしても、綺麗なおみ足ですこと…うん、二人とも美脚ですね
今回の表紙を飾るのは、Bクラスの一之瀬帆波とCクラスの伊吹澪
もう自分のクラスじゃなくて、他のクラスも解禁ですか
となると、これからは表紙を飾るにも実力(人気)が必要になりそうですね
なんて戯言を楽しみつつ、今回も実力至上の空気を楽しませてもらおうと思います
ようこそ実力至上主義の教室へ 3巻の感想になります
【よう実】ようこそ実力至上主義の教室へ 3巻 あらすじ
季節は夏。
期末テストを乗り越え夏休みを迎えた清隆たちに高度育成高等学校が用意していたのは、豪華客船による2週間のクルージングの旅だった。
喜ぶ面々だったが、完全実力主義の学校が単なる旅行を計画するわけもなく、船は無人島に到着。
そこで本年度最初の特別試験――無人島でのサバイバルが通達される。
生活物資は試験用に与えられたポイントで購入可能。
だが試験終了まで保持したポイントは2学期からの学校生活にプラスされるという。
上位クラスとの差を埋めるため、最底辺のDクラスはポイントの不使用を画策、サバイバルな生活に乗り出そうとするが、特別試験は甘いものではなく――!?
大人気クリエイターコンビが贈る、新たな学園黙示録第3弾!?
【よう実】ようこそ実力至上主義の教室へ 3巻 感想・ネタバレあり
実力至上として求められるのは学力だけじゃない
どんな環境でも適応できる能力こそが、真の実力
というわけで、今回の実力至上主義はサバイバル能力になります
実力至上主義というからには、机の上のお勉強だけじゃないだろうなぁ…とは思ってました
けど、まさか、グループワークや体力測定(スポーツテスト)的なものよりも前にサバイバルが来るとは…この展開はワクワクしますね
だって、無人島でサバイバルですからね
テレビや作品内ではよく見る、一度はやってみたいシチュエーションでかなり上位ですよ
しかも、必要なものはポイントを使用することで貸し出し可能、残ポイントは自分たちの好きにしていい
そうなれば、必要と不要で相談する力も必要になってきますから
本当に、うまいこと試験に組み込んだなぁ…と感心しながら見てました
サバイバル能力がある人間にスポットを当てる…というのが作品的には見えますが
なによりも、「必要な能力がある人間から情報を吸い上げられるか?」というのがポイントになってるのかな…と思います
現実社会でも、その力がある人間っていうのはいますが、そこからノウハウを聞かなきゃいけない局面はいくらでもあります
そんなとき、技術のある人間に教えてもらえるコミュニケーション能力があるか?
(また、ノウハウを持っている側はきちんと教えることができるのか?)
そして、何よりも、今までの人生経験が同じな人間などいないということ
キャンプが初体験の人間もいれば、熟練者もいる
その認識の違いをどうやって埋めていくことができるのか
そのあたりが、今回の試験で試されているのかな? と思いました
それと、今回に限らず、綾小路はやっていることですが…
相手に花を持たせて、名誉や手柄をゆずること、これもけっこう大切ですよね
自分がすごいと周囲に理解させてマウントを取るだけではない
相手の力を認め、その実力を周囲に理解させ、より大きな力を生み出す
それが、集団生活の中では重要になるんですよね
自分一人なら、どうにでもなります
でも、三十人を超える規模を一人で支えるなんて現実的じゃないですし、それができるのも数日間が限界でしょう
だったら、個々の力を頼った方がいい
その上手な回し方を綾小路は知っている立ち回りだな…とはっきり分からされました
こりゃあ、愛里も惚れるわけですわ
愛犬のように懐いてる愛里がホント可愛い
【よう実】ようこそ実力至上主義の教室へ 2巻でヒロインへと昇格した愛里
元アイドルなのに引っ込み思案な地味子というだけでもツボなのに…
綾小路にだけは心を開いてるのが、もう本当にたまらないぐらいツボでした
個人的に大好きなシチュエーションとしてね
他の人は苦手なんだけど、あなただけは大丈夫…っていうのが本当に大好きでね
その特別感と距離感っていうのが、個人的に大好きなんですよ
だって、綾小路が立候補したら追従して手をあげるぐらいですからね
その懐きっぷりと近くにいたい乙女心、もう最高じゃないですか
何かと綾小路と一緒にいたがる愛里って、本当に可愛い
そして、暗いとか地味とか自称しているのに、意外と表情豊かなんですよね
なんていうんでしょうね
寂しがり屋のうさぎなのか、忠犬としての犬なのか
どっちにしても可愛いから、まあいいんですが
堀北、櫛田に次ぐ強力なヒロイン、今後もより一層出番が増えてほしいですね
罠かな? と思ったらやっぱり罠だった伊吹さん、えげつねえな
どう考えても罠or厄介事ですよーと看板に書いてあったような伊吹さん
今回、仕掛けてくれた罠は心の底からえげつない罠でした
いやいや、だってさ、女子の下着を男子のカバンの中にいれるとかね
考え得る限りでも最大の悪行なわけじゃないですか
しかも、クラスの中でも平田の彼女として地位を確保している軽井沢さんですよ
えげつねえな…としたり顔で思わずつぶやいてしまうレベル
うん、あれは、全員に等しく滅びとトラウマを与える禁呪クラスですよ
今後、どう頑張ってもイベントで一致団結とかできないレベルの悪行
これを目撃されても伊吹さんの場合は悪戯として処理されるんだからほんとうに恐い
にしても…一番の被害者は男子たちにマジマジと下着を見られた軽井沢さんでしょうね
いやあ、その光景を想像したら本人も鳥肌ものなのだろうな…
それだけで薄い本が出来そうだ
夏だから怪談話とか出てくるのかなーとか思ってましたが…
いろいろ想像すると怪談よりもよっぽど怖い人の悪意というものを感じられました
徐々に見えてきた、綾小路の素顔
女の子が可愛いなぁ…とは常々思っていましたが、まさか、男性キャラの挿絵でここまで楽しめるとは思わなかった
298ページの挿絵の綾小路の表情は、最高でした
無機質という言葉が相応しい、感情を削がれたような顔
これこそが、作り笑いでも何でもない、綾小路の本性の一端なのだろうな…と
思わず見ているだけでゾクゾクきてしまいました
クラスの中で、普通の人間であるかのような掛け合いは、誰とでも繰り広げている
でも、どこかで、他の人とずれていることも見せてきた
その、普通の人間とは違う点が、今回の件ではっきりと見える結末になりました
結果を見れば、Dクラスの圧勝
でも、それは、決してポイントを節約しての結果ではありません
試験が始まる前から試験内容も予測し、試験が始まってからも勝つための手段を模索する
本当に、凡人とは視点も思考回路も違うのだというところを発揮してくれました
今回は、いい具合に堀北さんがリアクションしてくれたのも気持ち良かったですね
はりめぐらされた伏線の回収とともに怒涛のように語られる、綾小路の戦略
いやあ、こういうのって鳥肌シーンですよね
個人的に大好きなんですよ、こういう展開
次はどんな活躍を見せてくれるだろう?
そのワクワクを胸に、次巻も楽しませてもらおうと思います
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