【ダンまち】ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 巻 あらすじ・感想・ネタバレあり 発売日2014/05/14
読者のみなさま、ごきげんよー
同人サークル The sense of sightのBLACKGAMERです
ダンまち 4巻の発売日2013/12/14から五か月!
だいたい半年に1巻というペースで新刊が読めるのは嬉しい限りですね
前回は「そして中層へ」という、とてもいいところで終わったので続きが楽しみ
ヴェルフも加入して初めての別階層探索というのがいいですよね
リューさんもたくさん警告してくれた、ソロでは対応しきれなくなる中層
そこがどんな場所なのか、じっくりと味わっていきたいと思います
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【ダンまち】ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 巻 あらすじ
「リリ達は囮にされました! すぐにモンスターがやって来ます! 」
「…そんな」
「おいおいっ、冗談だろ?」
鍛冶師のヴェルフを加え中層へと進んだベル達。
しかし他パーティの策略により一転、ダンジョン内で孤立してしまう。
ヘスティアはベルを救うため、Lv.4の元冒険者・リュー、さらには神・ヘルメスと共にダンジョン侵入を試みるが……
「──階層主(ゴライアス)!?」
立ち塞がる最凶の敵が、ベル達を更なる絶望へと追いつめる。
希望を求め、決死行が繰り広げられる、迷宮譚第五弾!
『限界まで──限界を越えて己を賭けろ』
これは、少年が歩み、女神が記す、
── 【眷族の物語(ファミリア・ミィス)】──
【ダンまち】ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 5巻 感想・ネタバレあり
ヘルメス、アスフィコンビ登場!ヘルメス・ファミリアの暗躍でした
リトル・ルーキーとして名前を馳せたベルのことを嗅ぎまわる者たちがいる
ということで、ベルのあずかり知らぬところで起きていたことが語られていました
こういう『有名税』とでもいうんですかね
有名になったからこそ、注目を浴びるからこそ、巻き込まれることになる事件
これも、ベル本人にとっては大迷惑でしょうけれど、強くなったからこそ、認められたからこそ起きることなのだと思うとなんだか嬉しくなります
やっぱりね、弱くて何もなければ、見向きもされない
その中から、特別になるというのは、やっぱり大きくて大切なことだと思うんです
ポーカーフェイスというのは、無表情をさして言われるものですが…
常時笑顔で心の内が読めない男もそれに分類されるんじゃないかと思ってます
そういう意味で、ヘルメスという神は本当に読めない
自分を馬鹿呼ばわりしているキャラって、切れ者が多いイメージですしね
- 豊穣の女主人に出入りし、ミア母さんやリューさん、シルさんと話す態度
- フレイヤへ交渉して手を出さないように告げる交渉術
- ベルの育ての親が生きていて、その指示を元に動いているという話
誰からも警戒されているヘルメスが何をしでかすのか?
今後も興味深く見ていきたいです
にしても、苦労させられているアスフィが可愛い
調査で苦労しているなんて序の口で、今回は大立ち回りにまで引っ張り出されました
普段からとても有能で、だからこそ、任されすぎる
そして、限界を超えたあたりで、ポツリと本音を漏らすあたりがいいですね
個人的には不幸可愛いというレア属性だと思うので、これからも苦労しながら頑張っていただきたいです
中層、怪物進呈(パスパレード)、そして決死の旅路、熱い展開でした
おぉぉ…マジか…と思わずつぶやきながら見守るほど激しい内容ばかりでした
にしても、ダンジョンならばピンチになった他の冒険者ともあうだろうけれど…
そこの冒険者たちから、敵をなすりつけられるとは思わなかったですね
ダンジョンが作り上げたトラップというわけではない
いうなれば、他の冒険者たちが作り上げたイベント
にしても、なかなかエゲツナイものだな…としみじみしてしまう
怪物進呈(パスパレード)をしたタケミカヅチ・ファミリアの気持ちもわかる
ああしなければ、パーティーの全滅(少なくとも瀕死の仲間の死亡)はまぬがれない
どうにかすると考えたときに自分の思いつく限りのことをしようというのは責められない
逆に、パスパレードをされたことで地獄を見たベルたちの苦労もわかる
苦戦しながらも順調だった中層の探索が、いきなり地獄絵図になったのですから
誰が悪いわけでもなく、結果として無事に生きて帰れたからよかったようなものの…
失敗していたら、本当に後味の悪いことになった
そして、それだけの危険性があることを十分に分からせてくれる展開でした
リリの判断が最高に良かった。冷静な打開策の示唆が超格好いい
個人的に、一番好きだったものがこれ
さっき書いたように、中層という地獄を抜けるために、ベル、リリ、ヴェルフの三人は死力を尽くすことになりました
どんな状況でもあきらめない…そう口に出すのは簡単ですが…
ああまで地獄絵図になると、心が折れるだろうな…と思うほど厳しい描写でした
迷惑をかけたくないと心から願うヴェルフ
ヴェルフを置いていくなんて受け入れたくないと思うベル
そして、その二人を導くように18階層のセーフティーポイントにいく提案をしたリリ
本当にね、この中で一番のMVPはリリだと思います
パーティーが助かるために可能性を模索する思考能力
可能性が低いかどうかを頭で考え、無理だと決めつけない柔軟性
そういうものがないと、その発想は生まれないと思います
リリ自身は戦力になれない、戦闘が得意でないと嘆いている部分も多いですが…
それを補ってあまりある頭脳と判断力だったなとそう思います
本当に、いい判断力と立ち回りでした
強臭袋(モルブル)なんてものまで用意してありますしsね
その用意周到さは、本当に素晴らしいです
普段のかわいらしさも含めて、本当に大好きなキャラです
ポーションで間接キスを楽しみたいなんてほんといいじゃないですか
あの極限状態だからこそ、ちょっとした冗談+多少の本気なんだろうな…と微笑ましくなります
個人的にはかなり先の話ですが12巻の活躍も好きです
サポーターはサポーターとしての見せ場があるのが、ダンまちのいいところですね
サービス回! 水浴び!水浴び!水浴び!な回でした
はい、見出しで三回も連呼してみましたが、本当に気合のはいったサービス回でした
というわけで、今回はカラーもモノクロの挿絵も本当に豪華だった
カラー挿絵① 5人で楽しく水浴び
- ティオネ・ヒリュテ
- ティオナ・ヒリュテ
- アスフィ・アル・アンドロメダ
- ヤマト・命
- ヒタチ・千草
豪華5人で仲良く水浴びですよ
いやあ、褐色の肌色が、ヒューマンの肌色が、目にまぶしいですね
思い思いに水浴びを楽しむさまはキャラの性格がよくあふれていました
じゃれあうティオナとティオネの表情がいい
我関せずなアスフィの態度もいい
心ここにあらずな命と誰も見ていないと思いながらも恥ずかし気な千草もいい
本当に、みんないい表情していました
ヘスティア様とリリがいないのだけが本当に残念!
まあ、今回は新興勢力に見せ場をゆずった形ということでしょうがないですね
カラー挿絵② 森の妖精リューさん
リュー・リオン
はい、たくさんの人たちがいる和気あいあいな水浴びもいいですが…
ひとりな水浴びだってもちろんいい
ということで、今回は大活躍なリューさんの綺麗なお姿も公開されてました
ふつくしい…まさに森の妖精っぽい感じがいいですね
モノクロ挿絵 剣姫の照れ顔がいい
ベルの想い人、アイズ・ヴァレンシュタイン氏
いやあ、突然の事態には上級冒険者も対応できないですよね
個人的には
嫌だと思うべきなのか葛藤しているのかな?
別に気にならないと思っていたけれど、実際に見られてみるとそうでもなかった?
などなど、その胸の内にどんな心情があるのか非常に気になります
しかしね、これは本当に美しい
これは惚れますわ…という気持ちがよく分かった
いやあ、これはまた憧憬一途(リアリス・フレーゼ)が加速しますね
そう思うような素敵な一枚でした
リューさんが心強い味方として登場!LV4の実力派冒険者でした
ヘルメスの交渉によりベル・クラネル救出隊に参加することになったリューさん
見事なまでにその手腕を発揮してくれました
もともと、4巻で豊穣の女主人で宴を開いていたときからわかっていた話ですが…
- 上層と中層の違いを実体験として理解している
- アドバイスを言わずにいられない優しさがある
そんな彼女が、今回はベルたちを救うべく尽力してくれました
やっぱりね、レベル差のある世界だからこそ、上級からの救いの手っていうのは安心感が違いますね
今回は、表紙を飾ってこれからも活躍が保証されているリューさん
ぜひとも、ベルへ救いの手を伸ばす人として、これからも登場してほしいです
リューさん編・上巻
リューさん編・下巻
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キャーリューサーン!
主人公らしい主人公が大好き、ベルの振る舞いは今回も良かった
3巻でも大立ち回りの末にきちんと見せ場を作ってくれたベル・クラネル氏
今回も同様に、見せ場の数々を用意してくれました
一番最初に目を引いたのは、中層~18層のセーフティポイントまでの旅路
LV2という力の差をしっかりと見せつけ、なおかつ優しい心根を見せてくれました
ミノタウロスを相手に善戦してくれたのも、最高にいいですね
あの名勝負に比べれば、野良のミノタウロスは物の数ではない
あの強敵に比べたら、全力行動で対処は可能
そう言ってくれている感じが、すごく良かったです
そして、もう一つ
『誰一人として見捨てない、リリとヴェルフと三人で生還する』
その強い覚悟は本当に見ていてよかったと思う
極限状況で、意識を失った仲間を両手に抱えて、それでも迷宮を踏破する
本当に、一歩間違えば瞬く間に全滅する
そんな中でも、必死に決死行を辿る姿は本当に素晴らしかったです
ロキ・ファミリアの上級冒険者にも顔をつなぐことができました
上級な人たちから認められるっていうのは、やっぱりいいですねえ
そして、今回はラストまでの展開がまた非常に熱かった
強敵を打ち砕く最強の一手
それを振るうのが、ベルの決死の一撃だというのは非常に熱かったです
3巻に引き続いて熱い名勝負でした
次回も楽しませていただこうと思います
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