魔法科高校の劣等生16巻 四葉継承編 あらすじ・感想・ネタバレあり発売日2015/05/09
読者のみなさま、ごきげんよー
同人サークル The sense of sightのBLACKGAMERです
2017/6/27 全体的に感想に追記しました
表紙からして、もう兄妹というより夫婦ですよね
この距離感でしっかりと主人公が格好よく決めているラノベの表紙って
何気にかなり貴重だと思いますっ! さすがですお兄様っ!
魔法科高校の劣等生16巻 四葉継承編 あらすじ
本当の兄妹の達也と深雪。
しかし、四葉真夜の陰謀により、その『血縁』関係が否定され――
司波深雪の許へ、四葉本家から、
一族の有力者が顔を揃える新年の集い「慶春会」の招待状が届く。
例年と違い、そこには「元旦に必ず出席すること」
という指示が添えられていた。
それを見て深雪は、「遂にこの時が来た」という予感を覚える。
四葉家次期当主の指名。
――自分が後継者に選ばれれば、兄も日陰者に甘んじなくて済む。
――次期当主の地位にはきっと、それに相応しい「婚約者」が付いてくる。
深雪の心は千々に乱れる。
何者かによる妨害も退け、ようやく四葉本家へ出頭した達也たちは、
現当主・四葉真夜の、蠱惑的な笑みで迎えられ、
そしてその夜、真夜の口から「深雪は貴方の妹ではない」という
衝撃的な「嘘」が達也に告げられる。
それは、兄を恋愛対象として意識してもよいという
意味であると受け取った深雪の心境は……ついに兄と妹の関係に急展開が!?
魔法科高校の劣等生16巻 四葉継承編 感想・ネタバレ有
あれれー? あらすじでネタバレしてあるよー? …という懸念はありますが…
帯でも煽ってるぐらいですから、こういう作戦なのでしょうね
画質が悪くて済みませんが、ご用意してみました
いかがですか、お分かりいただけただろうか
「深雪さんは、貴方の実の妹ではありません。深雪さんの婚約者は――」
実妹否定からの婚約者とつながれば、もう、深雪さん大勝利の予感しかありません
この表紙といい、帯といい、もはや圧勝ですよ!
まあ、妹(マイ)スターと呼ばれるマイスターなお兄様が、世の中には、たくさんあふれていますからね
素敵な一本釣りの企画が用意されているわけですから、私も楽しく釣られましょう
ちなみに、マイスターって単語は特級や1級の技能士を指すらしいよ
気になった特級なお兄様は、マイスターとwikiるといいかもです
はい、そんなわけで、本題
謎に秘められていた四葉の本家で開かれる新年の集い「慶春会」
これに参加するために四葉本家に行くというのが、今回の大筋になります
『本家』という単語からも分かるとおり、『分家』の方々や『次期当主候補』の方々も現れて、腹黒いお家騒動な話が繰り広げられます
…が
さすがですわ、お兄様っ!
という一言に集約され、誰が束になっても敵いません
ええもう、相変わらずの無敵&無双ぶりですとも
いや、本当に、この作品は安心感がありますよね
ここまで主人公が圧倒的だと
見ていて安心感がありますね
お兄様の出生の秘密を語られるシーンもあったから、
あ、闇落ちとかするかなーとちらっと心配してみたのに 、そんな心配さえ意味なかった
「あなた方の理解しがたい行動の裏にあった動機が、センチメンタルな罪悪感に過ぎなかったということです」
気にしてないよアピールですらなく、本当に気にしていない!!
もう、この路線を走り続けるのでしょうから、最後までこれを貫いて欲しいですね
今の完全無欠なお兄様のファンも一定数以上いるでしょうしねえ、需要たくさんだと思います
それに、ヒロインを喜ばせるという意味でも照れさせるという意味でも、お兄様の振る舞いは満点なんですよねえ
ヒロインの能力を最大限まで引き出す能力という意味でも、お兄様はさすがだと思います
悲願が叶う瞬間は、いいものだ(兄の花嫁になった妹)
司馬深雪さん大勝利なわけなので、そちらのほうも少し書きます
これまで、紹介文にすら『重度のブラコン』と書かれていたヒロインである深雪さん
それでも、『お兄様とは血のつながりがあるから』という理由で、最後の一歩を踏み込むことができませんでした
それが、今回の件で、倫理の鎖から解き放たれて自由になりました
そのときの喜びの姿が、個人的には一番読んでいて楽しかったですね
- 真夜さんに告げられてからのシーン
- 夜にお兄様と言葉を交わしたシーン
どちらもともに、行間と心情を楽しめる、最高の時間でした
誰かが(特にヒロインが)心の底から喜んでいる瞬間というのが、物語を読んでいる中で一番好きです
『カタルシス』と言われるらしいですが、それがふんだんに込められているほどに、テンションがあがります
なので、今回のはもう特に最高でした
いやあ、降り積もった積年の思いが叶うって本当にいいですよね
想いや好意の蓄積度合でいけば、他の追随を許さない幼なじみ
それさえも簡単に凌駕してしまう、主人公に一番近い妹という存在
そのポジションで最大限にまで募らせた思いの破壊力たるや、もうね、推して知るべしですよ
最後に、真夜さんについても書いておきます
貫禄が程よく出ているけど可愛らしくて、個人的には好きですね
手のひらの上で遊ばせておき、箱庭の中を観測してくすりと笑っている
そういう、腹黒く後ろで笑っているキャラが大好きなんです
お姉さまというよりはおば様ぐらいでいいので、年上ならではの立ち位置と力をこれからも見せてほしいですね
そして、その真夜さんの逆鱗というものが出てくると思うと今から楽しみで仕方ないです
「あ、このキャラはここが許せないんだ。今までのは、許してたけれど、ここではきっちり怒るんだ」
そういう感情の爆発も、個人的には大好きな見どころですので、今後も楽しんでいきたいと思います
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