【よう実】ようこそ実力至上主義の教室へ 1巻 あらすじ・感想・ネタバレあり発売日2015/5/25
読者のみなさま、ごきげんよー
同人サークル The sense of sightのBLACKGAMERです
白スカートですよ、黒ニーソですよ、コントラストが生む絶対領域ですよ!
失礼、取り乱しました
最初は本屋さんで、そんなノリと名前のインパクトで買ったこの本
最新刊まで読み倒すほどにハマったのでまったり感想を書いていきたいと思います
見下すと書いて(みおろす)なのか(みくだす)なのか迷うアングルがまた素敵ですね
うん、ふとももがまぶしいです
【よう実】ようこそ実力至上主義の教室へ 1巻 あらすじ
希望する進学、就職先にほぼ100%応えるという全国屈指の名門校・高度育成高等学校。
最新設備の使用はもちろん、毎月10万円の金銭に値するポイントが支給され、髪型や私物の持ち込みも自由。
まさに楽園のような学校。
だがその正体は優秀な者だけが好待遇を受けられる実力至上主義の学校だった。
ある理由から入試で手を抜いた結果、主人公・綾小路清隆は、不良品が集まる場所と揶揄される最底辺のDクラスに配属されてしまう。
同じクラスで成績は優秀だが性格に超難ありの美少女・堀北鈴音、気遣いと優しさでできた天使のような少女・櫛田桔梗らと出会うことで清隆の状況も変化していって……。
大人気クリエイターコンビが贈る、新たな学園黙示録!?
【よう実】ようこそ実力至上主義の教室へ 1巻 感想・ネタバレあり
夢のような学園生活…恵まれた条件がすごすぎる!
- 希望する進学、就職先にほぼ100%応える
- 外界とは完璧に遮断された中での寮生活
- 毎月10万円相当の金銭が支給される
- 学園内で使用できる通貨が存在する
- 最新の設備が使い放題
- 髪型自由
- 私物の持ち込み自由
これは、理想の学校条件で数え役満が狙えますね
いやあ、うらやましい&選ばれた者感がある設定なのがいいですね
プレミアム感とでもいうか…
そのキャラが特別な存在だというのを分からせてくれる立ち位置や環境って本当に素敵だと思うんですよね
そのあたりを、この作品はとてもうまく表現していると思います
とくに、外界からの遮断&学園内通貨あたりがくると、もう一つの世界になりますよね
完全に隔離された新しい世界は、異国と大差ないと思います
個人的には、学園内でしか使えない金がポイント高いです
金を稼ぐ、金を使う、どちらをとっても難しいし、そこが抜け穴にもなりますからね
まさに、思考力が試される展開ですし、妄想が膨らみすぎます
今回も、ラストでテストの点数を買うという荒業をやってくれましたが…
- 自分の持つ中で金銭に変えられるもの
- 金銭によって自分のメリットになる事柄
この二つを理解することによって、ピンチになったときの立ち回りが段違いに変わりそうです
特に物品についてはね、中古だと価値がつくようなものもあるじゃないですか
誰々が使ってた何々、誰々が作った何々というプレミアも付ければ、手作り弁当やお菓子を高値で販売とかもできそうですしね
学園内での商売もできるなら、それもまた面白そうだ
こういう、手探りでシステムを一つ一つ理解していく系って本当にいいですよね
一つ分かって、応用させて、次を予想していく
その第一歩として、最高に楽しめました
実力至上主義の中では、誰も注意なんてしてくれない
- 遅刻をしてはいけません
- 授業中に私語をしてはいけません
- 勉強をしなければいけません
それは当たり前のことであり、言わなくてもできてもなわなければ困る
そして、できないのであれば、評価を下げればいい
社会人になってから見ると当たり前だよなぁ…という感覚もあります
…が、学生時代にその自己責任まで求められるって、けっこうハードル高いと思うんですよね
実際、学校の先生は忍耐強く、何々をしてはいけません、これはこうしましょうと繰り返しているわけですから
できないものに対して切り捨てるわけでも、評価をさげておしまいにするわけでもない
そのあたりの学校教育としての姿勢の違いが、この作品の特徴であり、好きになったきっかけでもあります
出来て当たり前だし、出来ないものにあわせるつもりもない
育てようとする気はあるが、何もせずに口をあけて待っているだけの者に対して手を差し伸べるつもりもない
そういう割り切ったスタンスがいいんですよね
そういう意味で、茶柱先生の距離感も個人的に好きです
べったりと甘いわけでもなく、多少突き放しながらも会話には応じる
そして、堀北と綾小路への態度を見ると何か企んでいるようにも見える
これからは、学校サイドとしての立ち回りをしてくれると思いますが、生徒だけじゃなく教師も普通とは違うことを求められるこの学校
どんな立ち回りを見せてくれるのか楽しみです
二面性キター! 櫛田さんが1巻から全開すぎる!!
実力至上主義を標榜するだけあって、力を持ってる人が多いなぁ…
そんな中でも、分かりやすい癖の強さを見せる高円寺や須藤、堀北は、ああいうキャラいるよねー的な感じで見ていましたが…
まさかの櫛田さんが二面性とは!!
いやいや、これは嬉しい誤算でしたよ、個人的に
カラー挿絵で部屋でバスタオル一枚の姿を見せてくれたり
93ページの挿絵では、堀北と並んでその豊満な身体をスク水で包んだ姿を見せてくれたり
その他でも、挿絵では可愛らしさが存分に優遇されていました
うん、可愛いなぁ…ぐらいのノリで見ていたのに、突如として見えた本性
こういう二面性があるキャラ大好きなんですよね
女の子らしさを、立ち回りにおける計算高さとして使ってくるあたりが本当に最高
そして、綾小路を相手に詰め寄るときにも女を武器にして迫ってくる
226ページで、自分の胸を触らせることに何のためらいもないのもいいですね
恥じらいや貞操観念よりも前に、絶対に許さないという敵意と殺意があふれている
その割り切り方は突き抜けてて個人的に大好きです
これこそが、櫛田という存在を十全に使うことのできる頭のいい立ち回りなんじゃないかな
そう思わせてくれるような動きを見ていると、本当に面白いキャラだと思うんですよね
そして、二面性があるのを知ると、どんなときも発言の裏を読みたくなるのもまたいい
この発言の裏で、この子は何を考えているのだろう?
そう考えるごとにこのキャラが人間性を増していく気がするんです
癖が強いキャラだらけですが、その中でも彼女は一巻から一際輝いてました
これからも周囲に負けずにキャラの強さを出していってほしいですね
そして、お色気担当としてもぜひ頑張ってほしい
うん、ほんと可愛いわ
ようこそ実力至上主義の教室へ 別の巻の感想はこちら
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