リゼロ(Re:ゼロから始める異世界生活)25巻(最新刊)あらすじ・感想・ネタバレあり発売日2020/12/25
リゼロ 24巻の発売日2020/9/25 から、きっちりぴったり3か月!
2020年を締めくくるように発売されたリゼロの最新刊である25巻!
今回の表紙は、びっくりするぐらいに悪い顔をした二人が並んでいますね…
顔だけでこうまでも悪辣な感じが伝わってくるの、本当にすごい
あのギザ歯で食べたものを噛み砕くのか…とか想像してみると、なんとも暴食らしさが強調された口元ですよね
顔は人生の履歴書、なんて言葉がありますが、これはまさにですよね
今までの生き様が表紙を飾ったあの顔に、しっかりと刻まれている感じですよね
そして、この悪い顔がどんな感じに歪むのか、敗北の刻み付けられたときにどう顔が変わるのか、それもまた楽しみです
リゼロ(Re:ゼロから始める異世界生活)25巻(最新刊)あらすじ紹介
「私たちは、最高の人生を生きられる──ッ!」
砂海の塔の攻略と、『全員生還』の誓いを掲げ、ナツキ・スバルは『死』行錯誤を重ねていく。立ち塞がる五つの障害、増えていく『死』のカウントに心をすり減らしていくスバルだったが、孤軍奮闘する彼をベアトリスを始めとした仲間たちが支える。
「ナツキ・スバルは、決して超人じゃない」と。
かけられた言葉を握りしめ、新たな打開策を求めるスバルの前に現れる一冊の本――それは消えた過去を辿らせる、『菜月・昴』の『死者の書』だった。
「愛してるッス、お師様。――四百年なんて、明日の明日みたいなもんだったッスもん」
大人気Web小説、昨日と明日の交錯する六章完結。
――君とまた会うため、歩いてきたよ。
六章完結の言葉が熱い!! どんなフィナーレが待っているのか楽しみです
リゼロを楽しむ者としてはね…
各章の完結巻(解決編)が、非常に熱くて大好きなんですよね
そこまでの間、気が遠くなるほどの回数を間違えて、たくさんの死を引き換えに作り上げてきた道のり
スバルがくじけながらも歩いてきた道が、ようやく見せてくれる最後の景色
たっぷりのカタルシスに彩られているんですよね
ノベルゲームでいえば、TRUE END的な!
全ルートを網羅して全てが行き止まりであることが分かって、そのあとにようやくルート解放される的な!
そういう感動があるのがいいんですよね
あの、今までどうしようもなかった事態が、全部噛み合った歯車になる感じ…!
それを今回も味わえるのかと思うと、楽しみでしょうがないですね
リゼロ(Re:ゼロから始める異世界生活)25巻(最新刊)感想・ネタバレあり
偽スバルは暴食の末妹ルイ・アルネブ! スバルの特異性に焦点が当たるの好き
記憶喪失状態で何も持たないところから始まったスバルの悪戦苦闘
くじけて、立ち直って、地獄のように苦労をして…
その結果がようやく報われるのか…と思ったところで本体に取り込まれました
なるほど、死者の書がこういう風に有効活用されていくのか…という驚き
なによりも、今回のルイ・アルネブの体験によってスバルの異常性が浮き彫りになりました!
スバルの持っている死に戻りって、唯一無二の特殊能力なんですよね
だから、性能的に優れていることは伝えられても、異常性まではなかなか伝えられない
なぜなら、比較対象がいないから!
剣技でも魔法でも、威力を比べることは可能ですし、その際の反動も例があります
あっちの魔法に比べたら、こっちの魔法のほうが負荷は少ない…的な
でも、死に戻りの負荷は比べる相手がいないのですよね
死の先を行くもの…なんて存在しないのですから
そして、その死を乗り越えて立ち上がり続けられる異常性も分かりにくい
スバルがどれだけすごいことをしているのか
その物差しとして、ルイ・アルネブは非常に有能だったと思います
だって、奇人・変人・異常性に振り切れた大罪司教メンバーでも
「あいつ頭おかしい、なんであれに耐えられるんだ!?」って言うって
かなりのものじゃないですか…すごいやスバルさん
今回の件で、死に戻りに耐えられるスバルのすごさがさらに引き出されておりました
あの展開、個人的には非常に好きでした
本当におかしい人間は自覚がない、周りがおかしいということで初めて気づく
そういうの、いいですよね
スバルの能力開花!コル・レオニスは仲間の位置把握+負荷の肩代わりも可能に!
今回のカギを握った権能の元の持ち主に敬礼!
死に戻りのすごさが強調されていて、スバルさんやるなぁ…と思いながら見ていたらね
なんと、強欲さんからもらった権能が進化しました
いやいや、もうね、びっくりですよ
大罪司教を下すたびに能力を取得していくのがそもそもすごいことだっていうのに…
『見えざる手』:『インビジブル・プロヴィデンス』
『小さな王』:『コル・レオニス』→進化!!
この展開、個人的に非常に好きです
能力の中にも発展があるのか、それとも、もともとそういう権能なのかはわかりません
でもね、こうしてやれることが増えると、選択肢が増えて戦略の幅が増大しますからね
それが仲間の負荷や反動を肩代わりする能力だから、本当に強い
支援系の中でも超強力なものじゃないかと思います
時間限定や条件付きで強いキャラ達もいますからね
今回の使い方も面白かったし、それによる相性差なんてものも出てくるかもしれない
より、スバルを主軸としてまとまるパーティーになったのは面白いと思います
アナスタシアさんの秘密がついに判明! ユリウスを忘れないためは熱い!
意識を喪失してエキドナに自分の身体を預けていたアナスタシアさん
今回の話で、ようやくその理由が開示されました
その理由はただ一つ
『自分の騎士であるユリウスのことを忘れない』ために!
いや、昏睡かと思ってましたけど、自分の意思だったんですね
そして、その方針を変更して、今回の決戦の最中に目を覚ましたというのがまた熱い
リゼロの世界は、主従の関係がたくさん描かれますが…
どこの主従も本当にさまざまで、同じ危機に直面したときも乗り越え方がさまざまだな…と今回の話を見て痛感しました
同じようなことがあっても…
エミリア&スバルペアなら
直撃をくらってから持ち直すために奔走するでしょうし
フェイト&ラインハルトなら
忘れても死なないならべつによくない?って感じになりそうだし
プリシラ&アルなら
そもそもプリシラが自分のものに手をだすな…ってなんとかしそうだし
うん、本当にみんな全然違いますね、みんなちがってみんないい!(違
そして、もう一つ気になること!
そもそも、どうやってユリウスのことを忘れる前に権能を検知したのだろうか…
そのあたりにアナスタシアさんの権能というか能力が隠れているのかも気になります
エミリアたんと呼ばれたときの喜び方よ!ご機嫌な奮戦が多くて好きでした
今回、間違いなく一番笑顔が多かったのは、エミリアたんだと思います
(次点はベア子!)
暴食の能力で自分のことを忘れ去られて、それでも、自分のことをスバルに説明するときの心を思うとね…
そして、その落ち込んだ心を粉砕するかのように、全てを思い出して帰ってきたスバルとの再会ですからね
あそこの温度差が一番、エミリアが喜ぶだろうなぁ…という感じでよかったです
で、今回はレイドに勝っているから…という理由で、単身で試練に挑むのがまたいい
ああ、こうやって見せ場を作ったか…なるほど…
そう思いながら、あの展開を楽しませていただきました!
そして、ボルカニカと対峙したときにスバルに模した氷人形を使ったのもまたいい
エミリアの心寄せられる騎士は、ただ一人感があっていい
あれ、絶対にラムからは趣味が悪いと不評だろうなぁ…と思うところがまたいい
姉様の本気が最高に強かった! ラムの戦闘で暴食の大罪司教を撃破
同時多発の戦闘がリゼロの醍醐味(だいごみ)!
特に、誰と誰をどの状態でぶつけるか(将棋やチェスみたいな采配)が結果を左右して面白いですよね
そして、今回の大罪司教に引導を渡したのは、姉さまことラムの仕事でした!
ちょいちょいと強キャラ的な扱いは聞いていましたがね…まさか、ここまでとは!
全盛期の状態のまま、角が残っていたら全てを片付けてくれたのじゃないかという頼もしさ!
その強さを自分の中で持っているからこそ、強者の相手も堂々とできるのだなぁ…と今回の立ち回りで実感しました
それとあわせて、本当は自分よりも弱い相手に手こずる現状というのが絶対にイヤだろうなぁ…とも見ていて思いました
楽勝となる相手に手間取ることほどのストレスはなかなかないと思うので!
相手の首を刎ね、妹への愛を語る姉さまは最高でした
この姉妹が元通りになる日が今から待ち遠しいものです
おつかれさま、シャウラ…最後の巻末おまけが一番きました
明るく元気で直情的! 前巻のラストでは味方だと分かったシャウラ
今回はまさしく手を尽くした形でしたが、残念ながら生存ルートにはいきませんでした
これこそ、死に戻りも万能ではないということの証明なのかなと思わされますね
思い通りの未来がなんでも描ける便利な能力ではないんですよね
あくまでも、目の前に並べられた選択肢の中から選ぶことしかできない
それを、シャウラが教えてくれたような気がします
378ページの笑顔、それが全てですよね
あれは、心にくる笑顔でした
そして、言葉を交わすことができなかったからこそ、交わすことができた巻末の展開が熱い…
たとえ、泡沫(うたかた)の…ぱちんと弾けたら何もなくなってしまう世界だとしても…
それでも、言葉を交わすことができた展開というのは素敵だと思います
ミニなサソリがメイリィの使い魔的なポジションでレギュラーになるのか
それとも、塔に置いていかれるのかも非常に気になります
どこかでの再開劇があると嬉しいですね
【朗報】長き眠りの果てに…ついに目を覚ましたレム!
今回のラストは、なんといってもこれ…!!
だってさ、このためにみんなして旅してきたんだぜ
車椅子に乗せて、危険にさらして、それでもみんなで守って…!
これでも目が覚めなかったら…
そんな不安を抱えながら戦ってきたんだ
だからね、それが報われて本当によかった!
最初の話だと、今回は賢者の塔に行って賢者に解消方法を聞こうぜ…的な感じでした
試練を終えてヒントだけだったら最高にしんどいぞ…これって正直思ってました
なのでね、今回の展開によって救われる形になって…
レムが目覚めてくれて本当に良かった!
「目覚めたとき、最初に見る顔が俺であってほしい。――それはたぶん、俺のエゴなんだよ」
21巻であらすじにも使われたスバルさんのお言葉…!
これが現実になっただけでもね、もう大満足ですよ
そして、ここからは、レムが周囲のみんなと人間関係を作っていくターン!
というか、そもそも他のメンバーは無事なの!? というところから気になりますが…
それでも、一区切りついてくれて本当に良かったです
次の回は間違いなくレムから始まる話だと思いますので、長き眠りを終えた眠り姫の物語、楽しみにしております
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